「やねよ~りた~かいこいの~ぼ~り」
5月5日の子供の日は鯉のぼりが立ちます。
なぜ子供の日に鯉のぼりを立てるのか知っていますか?
今回は子供の日に鯉のぼりを立てる意味、そして由来、そして、あの一番上の色の意味について紹介していきます。
ぜひチェックして子供に意味と由来をしっかり教えてあげて下さい。
鯉のぼりの由来について
まずは鯉のぼりの由来について紹介していきましょう。
鯉のぼりの由来を紹介するためには、まず江戸時代までさかのぼらなければなりません。
では鯉のぼりが立てられるようになった由来を知るために江戸時代までさかのぼって見ましょう!
江戸時代、将軍の家に男の子が誕生した時にはおめでたいということで、家紋のついた幟を立てて男の子の誕生を祝うという風習がありました。
その風習がやがて江戸の庶民たちの間でも広まるようになり、家紋の付いた幟が立てられるようになりました。
最初は家紋の付いた幟だけをあげていたのですが、次第に鯉の姿を描くようになっていったのです。
当時江戸では、立身出身のシンボルとして武者のぼりに鯉の滝登りの図柄が描かれていました。
そのことから鯉の絵が描かれるようになったのです。
現在の鯉のぼりといえば色とりどりです。
しかし当時は黒色の真鯛だけだったんだとか。
それがだんだんと姿を変えるようになり今のような色とりどりとなりました。
鯉のぼりの色の意味については下記でまた紹介していきます。
子供に簡単に由来を説明するには、江戸時代から男の子が産まれ時におめでとうーって言って立てるんだよと教えてあげて下さい。
「女の子はひな祭りを飾るでしょ?ひな祭りの男の子バージョンなんだよ」
と紹介してあげてもいいかも。
鯉のぼりの意味について
鯉のぼりの由来が分かったところで意味についてもみていきましょう。
なぜ3匹で色が違うの?
鯉のぼりの文化が生まれた江戸時代には、鯉のぼりの色は黒だけでした。
しかし現在では黒だけでなく赤や青などさまざまな色も一緒に立てられています。
一般的に立てられている鯉のぼりは黒、赤、青です。
この3色には意味がそれぞれあります。
黒の鯉(真鯛)はお父さん、赤い鯉(緋鯉)はお母さん、青い鯉は子供という意味があります。
このように色でお父さんやお母さん、子供とするようになったのは昭和時代からだったそうです。
しかし昔は緋鯉が子供だったそうですよ。
ちなみに、真鯛は黒で色が決まっているのですが、他の色は特に何色でないといけないということは決まっていません。
緑やピンク、オレンジなどの鯉のぼりがありますが、黒の鯉のぼりとプラスで付けるのであればなんの問題もないんです。
鯉のぼりは3匹だけ?
鯉のぼりは3匹だけと決まっているわけではありません。もし兄弟がいるのであれば兄弟の分も追加して大丈夫です。
たとえば1人目の子が男の子の場合に鯉のぼりを立てたとします。
そして次に2人目を出産しました。
その場合にもう一つ鯉のぼりは立てないですよね?
鯉のぼりを立てる変わりに鯉を買って追加で飾るというケースが多いです。
その場合は好きな色の鯉を飾ってもらうといいですね。
吹き流しの意味は?
鯉のぼりの一番上に、5色のカラフルな吹き流しがあることを知っていますか?
吹き流しには魔除けの意味があります。
どういうことかというと、江戸時代にさかのぼります。
このころは今と違い乳児の死亡率が高く、子供がすくすくと育つことがとても珍しかったそうです。
そのため、
「子供がすくすくと育つことができますように」
「子供を脅かす悪い者から子供たちを守ってください」
という意味を込めて、男の子が生まれた時に立てる鯉のぼりに吹き流しを付けるようになったのです。
吹き流しは赤、青(緑)、黄、白、黒(紫)と5色です。
なぜ5色の色が使わているのか、これにも意味があります。
実はこの5色は古代中国の五行説に基づいています。
古代中国の五行説では、赤は火、青(緑)は木、黄は土、白は金、黒は水を表していると言われていました。
この5つの元素がお互いに助け合い、打ち消し合ったりしながら全ての物事が循環しているのです。
子供にもし魔の手が忍び寄ったとしても、この5つの元素が守ってくれると信じられていました。
そのため魔除けの吹き流しはこの5色で作られていたのです。
鯉のぼりは子供の日の定番
筆者の子供は現在幼稚園に通っているのですが、毎年子供の日の前になると鯉のぼりを制作で作ってきます。
鯉のぼりって制作しやすいですよね!
ストローに紙で作った鯉のぼりをつけて空に飛んでいるような感じで作ったりなど、さまざまなものを工作で作ることができます。
今年の子供の日にはどんな工作を作るのかな~と今から楽しみです。
まとめ
鯉のぼりの由来や意味について紹介していきました。
- 江戸時代に将軍の家に男の子が生まれた時に家紋の付いた幟を立てるようになったのが始まり
- 立身出身のシンボルとして鯉の滝登りの絵が描かれるようになったことから鯉を立てるようになった
- 鯉のぼりは黒はお父さん、赤はお母さん、青が子供が一般的
- 真鯛の黒以外の色は決まっていなく自由で良い
- 吹き流しには魔除けの意味が込められていた
鯉のぼりの由来、意味が分かったのではないでしょうか。
ぜひ子供にしっかりと教えてあげて下さいね!
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